【イベント】コンテクストをデザインする ー ローカル価値の異文化対応 ー

コンテクストをデザインする - ローカル価値の異文化対応 -

開催趣旨

「日本の力が劣化しているのではないか?日本の経済が世界で存在感を示していない」との声が内外から聞こえてきます。

確かに日本の外で目に見える「メイド・イン・ジャパン」は減っているでしょう。しかし、目に見えない「メイド・イン・ジャパン」も実は健闘しています。あるいは、「メイド・イン・ジャパン」ではないけれど、元をただせば「日本発」というモノやコトは数多くあります。日本の存在感が議論の対象となるのは、これら「目に見えないもの」「目に見えるもの」が上手くコーディネートされていないことに対する焦りでは?というところに私たちの問題意識があります。

このテーマに正面から立ち向かうに、いくつかのキーワードをあげます。

一つ目は「コンテクスト」。今のビジネスにおいて、モノやコトを囲む状況や背景という市場のコンテクスト(文脈)にフィットすることが、殊の外、重要になってきています。良いモノを棚に置いておけば自然と売れるということは稀です。

2つ目は「ローカル」。グローバリゼーションという現実のなかで、リアリティ溢れるローカルの価値が「地に足をつけたもの」として再認識されつつあります。「〇〇産」と明記されることに意味があります。

3つ目は「ローカリゼーション」。地産地消でシステムが完結すれば問題は生じませんが、人やモノが移動する時、異文化対応(ローカリゼーション)という視点が必要になってきます。江戸前寿司が、寿司を知らない外国人に即高い評価を受けることは少ないでしょう。

3.11の被災地、気仙沼で何が起こっているかをスタート地点に、上記のポイントを踏まえたシンポジウム+ワークショップを開催します。デザイン分野だけでなく、事業企画、商品企画、社会起業、学生・・・さまざまな分野の方の積極的参加をお待ちしています。

5時間半と長丁場です。でも、終わった時、きっと「明日が見える」はずです。


開催概要:

イベントタイトル:『コンテクストをデザインする ー ローカル価値の異文化対応』
開催日時:2011年10月4日(火) 13:00会場 13:30〜19:00
会場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F TEL:03-6743-3779
主催:JIDA東日本ブロック・デザインプロセス委員会(担当:中林鉄太郎)
参加費:¥3,500- (定員60名)
プログラム:

13:30 – 13:40 開会の挨拶とプログラム内容説明
13:40 – 14:20 被災地気仙沼・唐桑からの発信(東大i.school ディレクター 田村大)
イノベーション教育で次々に挑戦的な試みを手掛ける i.schoolが、地元の人たちと一緒に気仙沼唐桑地区の新しい道を探っています。ローカルにある価値の再発見とその後の展開の可能性を報告して頂きます。参考:活動状況はフェイスブックでご覧になれます。
14:20 – 15:00 日本の産業におけるコンテクスト創造の意味(経済産業省クリエイティブ産業課 渡辺哲也課長)
「クールジャパン」政策というとアニメやマンガなどのサブカルチャーばかりが話題になる傾向があります。これは、その趣旨がよく伝達されていないためではないかとも想像されます。そこで「コンテクストの創造」という視点から、本政策を推進する渡辺哲也課長にお話しいただきます。参考:オンラインでの記事
15:00 – 15:40 ローカリゼーションマップとは?(中林鉄太郎、安西洋之)
「ローカリゼーションマップ」は、モノやコトに対するローカリゼーションの地域ごとの期待度をみることで異文化市場を理解する試みです。ローカリゼーションを一つの視点として使いながら、コンテクストを把握するヒントを提供します。参考:オンラインでの記事『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか?世界で売れる商品の異文化対応力』(日経BP社)
15:40 – 16:00 休憩(名刺交換&会場セッティング変更)
16:00 – 18:00 アイデアワークショップ「コンテクストの作り方」
上記のプレゼンテーションを踏まえ、参加者の方が数名で1グループになり、日本のローカルにあるモノやコトを例に用いながらコンテクストを実際に作って頂きます。
18:00 – 18:45 ワークショップまとめと発表
18:45 – 19:00 クロージング(被災地関連活動報告)


申込:

参加申込は、1)氏名、2)所属、3)勤務先、4)電話、5)E-mail を記入の上、メールタイトルを「プロセス委員会10月イベント申込」とし、JIDA事務局 E-mail : jidasec@jida.or.jp までメールください。

社団法人 日本インダストリアルデザイナー協会
Japan Industrial Designers’ Association/JIDA106-0032
東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F
Tel:03-3587-6391 Fax:03-3587-6393